川面を渡る風
ヨーガのアーサナをしている最中にいろいろな思いがわいてきます。
でも、その思いは、1つ湧いてきたら、一枚の葉っぱの上に載せて、川しもに流していきます。
またしばらくして、何かの思いが湧いてきたら、また葉っぱの上に載せて、川下に流していきます。
そしてただ呼吸にのみ集中していきます。
マインドフルネス 今 ここで アーサナを行じることにのみ集中します。
これがなかなか難しいです。
私たちは日々様々な思いにとらわれます。
嫌な思い、気になること、うれしかったこと。明日の予定。
いいことにも、悪いことにもとらわれない自分を作ることも、ヨーガの1つの目標です。
夏は身体も緩んできて、胸を広げたり、身体の側面を伸ばしたりするアーサナも取りやすくなります。しっかり、伸びた身体が、呼吸と共に、うごいているのを、心地よく味わっていきましょう。
呼吸法の基本、アヌロマ・ヴィロマ調気法を久しぶりにしました。これは、空腹時なら、いつしてもいい呼吸法です。身心に生じているストレスや緊張を解消してくれます。記憶力や集中力も、高まります。
インドの聖句
【幸福とは、考えること、言うこと、することがすべて調和している状態である。】
想い、言葉、行いが一致していると、心の中に調和の静けさがあるから幸福
である。と言われます。
暑い夏、木蔭で休んでいて、涼しい風が吹いてくるとふっと幸せになります。
プールの冷たい水で、泳いでも、涼しいです。
でも暑い日に、ごみ当番で、カラスの散らかしたごみを掃除しないといけない
時、「汚くて、やれやれ。ごみ出ししたら、きちんとネットをかけようよ」
と思いますよね。でもせっかく、いい行いをしているのなら、「これで、町
角が一か所、きれいになって気持ちよくなった。」と思いながら掃除をしたら
想いと、行いが一致したということでしょうか?
想いと行いを一致させるのは、難しいこともあります。でも、思い変えをし
ながら、想いと行いが一つになるように努め、心の静けさを得たいものです。